• 2018.2.1
  • 「山の会」たより53 はコメントを受け付けていません。

「山の会」たより53

平成30年1月28日(日)福岡県 英彦山・四王寺滝

○ 1月は氷瀑鑑賞登山で,今回は「英彦山四王寺滝」に行くことになった。07:00甘木集合で、杷木・小石原経由で08:24英彦山銅の鳥居駐車場にやっと着いたという感じで,途中,小石原に近づくにつれ道路には雪が何か所も積もっている状況である。本来なら別所駐車場まで行く予定であったが,路面のことが心配で,結局銅の鳥居に駐車することになった。2,3台の車が停まっている。早速登山準備にかかる。少しではあるがみぞれが降っており,気温は0℃ぐらいであろう。

○ 08:40銅の鳥居から登山を開始した。長く石段が続いている。雪の参道は趣がある。 参道石段の滑り加減を確認するかのように上って行った。まだアイゼンは着けないで,奉幣殿で装着することにした。多くの登山者が別所駐車場から来て石段を上っている。上の方の石段はだんだんと傾斜が急になってきた。奉幣殿に着くと,たくさんの登山者がアイゼンを装着して登って行く。

 

○ 09:20いよいよ四王寺滝への出発である。最初の石段を登り切って,鬼杉方面に進む。山道には樹木に遮られて積雪はほとんどない。我々のパーティーの前後に別のパーティーが続いている。平坦な山道を進んで行くとベンチがあり,雪を頂いた「奉幣殿」が見える。そのまま進むとと鬼杉方面への標識があり,左折するとやや上りとなってきた。 しばらく行くと梵字岩への登り口があり,添え書きの標識があった。
梵字岩入口をスルーしてそのまま進むと,10:04四王寺滝入口と書いた木札が杉の木に括り付けてある。奉幣殿から44分を要した。少し休憩しようと思ったが,後続の集団が迫ってきたので休む間もなく登って行った。このあたりから雪が深くなって,ようやくアイゼンの機能全開である。
○ 見上げるとたくさんの人が四王寺の滝に向かっている。大きない岩を迂回し,大きな岩を抱いた樹木の横を過ぎて行。だんだんと急斜面になってきた。息が上がり始めたころ,木々の間から氷瀑らしいものが見え始めてきた。もう少しだ!と力を振り絞り登って行った。

 

 

○ 10:38正面に氷瀑,これが四王寺滝(980m)である。岩の間からにじみ出た水か凍ってつららとなり集合して大きな氷瀑となったもので,壮観である。多くの登山者が氷のカーテンの前で先着順に写真を撮っており,我々も写真を撮った。

 

 

しかし,とても長居できる雰囲気ではない。次から次から登ってきて,列となっている。すぐ後ろに21人のパーティが続き,休憩することなく右側の急斜面に向かって南岳に進んだ。 すぐにロープのある岩場が現れた。岩にへばりつきながら左にシフトする難所である。ゆっくりと足をかけ,体を支えながら登ったかと思ったら,また岩場と大変である。指先がどうしようもないくらい冷たくなっている。約20分ぐらい格闘して少し平らなところに到達,少し休憩したがその場所はすぐに後続に譲り,再び南岳に向かった。その後は少しは緩やかな傾斜になったが,雪が深くなるとともに,新雪が積もってアイゼンが効きにくい。足先の爪が欲しい。
○ 11:31ようやく,南岳登山道と合流した。四王寺滝から47分要し登り切った。そのまま少し登ると”何と南岳山頂”であった。結局,南岳巻道分岐点より上部の中間で合流したようだ。

 

 11:34南岳山頂に到着,吹雪いて非常に寒い!展望施設(ロープで立入禁止)に入り込み,風を避けての昼食をとることになった。後から来た登山者は,やむなく中岳まで行っているようだ。運がよかった!!昼食はたくさんのおかずを女性陣が用意したいつもの通り豪華なものである。
○ 12:14 40分ぐらいで昼食を終え,中岳上宮には寄らず,そのまま正面道を下山することとして南岳を後にした。新雪が積もった南岳の急斜面をゆっくりと下りて,中岳に登ろうとした瞬間!!強烈な吹雪に見舞われ,風を背に受けて立ち止まった。風の強いなか上宮に到着,そのまま正面道を下り始めた。
いつもは石段で気を遣う場面があるが,雪に覆われ,踏まれて非常に楽ちんである。スイスイと下って行く。産霊(ムスビ)神社を過ぎて風が遮られ,静けさの雪道はやすらぎを感じられる。

 

○ 「稚児落とし」(看板がなくなっている)を過ぎて,分岐からうぐいす谷へ進み,奉幣殿の裏に降りる山道を使うことにした。雪が積もっていると正しい道なのが分からなくなっていたが,長い木段が現れて間違っていなかったことで一安心のうちに13:29奉幣殿に到着した。(上宮から約1時間余)
○ そのまま,銅の鳥居まで石段を下り,雪が少し残っている程度だったので,アイゼンを外すかどうか少し迷っていた。13:54全員無事駐車場に到着した。帰宅準備をして「英彦山しゃくなげ荘」で入浴となった。しゃくなげ荘ではおそらく登山客であろう多くの人が入浴している。15:30しゃくなげ荘を後にして,甘木への帰宅となった。途中,朝積雪のあった道路も完全に融けて全く問題なしとなっていた。

 

※ 久しぶりにアイゼンが役立った本格的な雪山登山となった。この時期にしかお目にかかれない「四王寺滝」が予想以上に立派な氷瀑となって目の前に現れたときは感動するものがあった。一目見ようと多くの登山者で賑わってゆっくりできなかったものの,素晴らしい経験であった。
英彦山の冬は想像以上の寒さと雪であった。さらに言えば,「四王寺滝」という目的がなければ南岳への急斜面は”こりごり”である。

関連記事

コメントは利用できません。
ページ上部へ戻る