• 2024.8.11
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「山の会たより」111

2024年7月25日(木) 福岡県 井原山(982m)

○ 7月の山の会は久々の井原山の「オオキツネノカミソリ」を鑑賞することになった。だが、梅雨明けのこの時期は非常に暑い。
キトク橋から水無登山口への途中の道路が崩れて通行止めとの情報が入っていたので、駐車が心配で集合時間を1時間早めて05:00甘鉄西大刀洗駅に集合した。福岡都市高速から瑞梅寺ダムを経て、06:55キトク橋に着いた。既に3台が駐車していたが我々も停めることができた。すぐ後に2台が来た。07:16登山準備後、アンの滝に向かって進んで行った。途中林道を横断して本格的な山道となった。横に沿って流れる渓流からの風は涼しくて、気持ちがいい。

 
○ 08:09「アンの滝」に到着、水量は多く、滝のしぶきがはじけている。08:26 水無登山口への分岐に着いた。当初、ここから山を超えて水無川に向かう予定であったが、先に井原山に行き帰りに「大キツネノカミソリ」群生を見て、この地点に戻ってくることになった。
井原山までの登りにこのルートを使うのは初めてである。いきなりの急斜面から始まった。樹木の中であるが、汗が噴き出してくる。とにかくこの暑さで登って行くには大量の水分を摂らないとバテそうである。飲料水の備えは十分しているつもりであるが・・・・

 
 09:22 林間歩道分岐点に着いた。左の尾根を進むと水無登山口へいくことができる。尾根道になると少し斜面がゆるくなってきたものの、そのまま進むとゴロゴロとした石灰岩が前方に見えてきた。岩と岩の隙間を注意しながら急な斜面を登って行った。登りきるとようやく平坦な山道になり、雷山からの縦走路が近くなってきた感じがする。10:15縦走路の分岐に着いた。もう少し登ると井原山山頂である。

 

 
 10:24 やっと「井原山」に到着した。思った以上に暑くなく、結構涼しい風が吹き抜けている。山頂には既に何組かの人が休んでいた。その中にアンの滝分岐で水無登山口方向に進んだ人がすでに到着していた。山頂から360度の景色はこれまでになく澄んでいる。想像であるが遠くに小呂島や壱岐までもが見えている。早速昼食となった。

 

11:12 昼食の後、水無登山口へのルートで下山を開始した。笹に覆われた山道は足元が見えず注意を要する。しばらくすると急な下り道となった。木の根っこに足を取られないように神経をピリピリさせながら、慎重に下る。木につかまり、ロープを頼りに何とか無事に水無川に11:44着いた。ここまでくれば緩やかになったので大丈夫である。

 
○ 約15分ぐらい沢に沿って下っていくと目当ての「オオキツネノカミソリ」が咲いている。去年の佐賀「八幡岳」依頼である。下るにしたがって徐々に花株がどんどん増えてきた。やはり井原山の満開の群生は見事である。山道の両側を埋め尽くしている。
きつい思いをして来た甲斐がある。かなりの下って行っても咲き誇って途切れない。途中で20名くらいであろう花を見ながらの昼食を摂っている。井原山山頂にはいかないとのことであった。

 

 
○ 12:37 ゆっくりと「キツネノカミソリ」を楽しんだのち、アンの滝への道標に従って左斜面を登って行くことになった。緩やかな登りを進むと、林間歩道に合流したのち、さらに進むとアンの滝への分岐標識があり、右側に下って行った。
急斜面ではないが、山を一つ越える感じで進み、沢を渡った。(おそらくアンの滝の水源と思われる)その後もしばらく下っていくと、水音が聞こえ始めた。もうすぐ登りに分かれた地点に合流するようである。

 
 13:23 分岐に着いた。ここからキトク橋駐車場まで1時間ぐらいである。アンの滝を過ぎ、往きと同じ道で何度も渡渉を繰り返しながら 14:31 全メンバー無事にキトク橋に到着し、「キツネノカミソリ」井原山の登山を終えた。

 

※ 今年の「オオキツネノカミソリ」は見事に咲き誇っていた。昔より花株が多くなったような気がする。
 しかし、夏場の「井原山」はどこから登っても傾斜が急でタフである。

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