「山の会」たより61
平成30年9月16日 求菩提山(782m)
○ 10月の山の会は犬ヶ岳山系で未踏であった「求菩提山」に登った。求菩提山は修験者の山としても有名である。天気は曇り晴れの絶好の日和である。08:06求菩提公共駐車場に到着、早速登山準備をしたのち、山伏像の前で写真を撮り出発した。
08:33犬ヶ岳登山口の方に少し進んだところの求菩提山登山口(裏側?)から登り始めた。最初からかなり急な斜面で崩れかけた石段が山道となっており、両側には杉の木立で覆われている。湿気が多く、かなりの暑さを感じながら登って行った。

○ 08:56 中腹の周回路との合流点に着いた。最初に第5「阿弥陀窟」に行ってから、他の修行窟を巡ることにした。
「阿弥陀窟」は平安時代の末期の浄土信仰が盛んだった頃に由来し、表には阿弥陀如来、裏には地蔵菩薩が陽刻された板碑が安置されていたそうである。次に経筒を岩の隙間に納経されたことが発見された第4窟「吉祥窟」、大日窟と普賢窟を守る役目を持った第3窟「多聞窟」、銅板法華経が発見された第2窟「普賢窟」、そして09:47修験道の中心に位置し、すべての諸仏、諸尊を統一する第1窟「大日窟」に着いた。5窟は山中をトラバース的に位置し、岩石に刻み込まれ、祠を祭ってある。ほとんどが木々で鬱蒼としている。
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