• 2018.11.30
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「山の会」たより63

平成30年11月24日(土)  貫山(712m)

○ 11月24日(土)福岡県内で残っていた九州百名山「貫山」に登ることにした。自然観察センターで予め道順を聞いたいたので、スムーズに! 08:17茶ヶ床園地駐車場に着いた。駐車場には既に3台程度が停まっていて、あとから2,3台が入ってきた。朝の平尾台はひんやりとしていて、ススキの白い穂と羊に見立てられる石灰岩は奇なる風景である。

 
早速登山準備をして、08:36茶ヶ床園地を出発した。しばらくは舗装道路を緩やかに登っていく、周囲にはいくつもの小山があり、登っていく人が見える。08:50中峠の標識があり、岩山とドリーネ方面を案内している。我々はそのまま進んで広谷湿原に向かった。

 

○ 09:01湿原への入口の案内があり下って行った。道は凍っており、滑らないように注意して歩いていく。ススキや笹だけで草花は何もない。前方にピンクの実がなっている木(マユミ)があった。たくさんの実をつけている。一つとってよく見ると”白い皮に包まれた真っ赤な種”なんとも愛らしい!

 

湿原を一周して再び舗装路に戻って、そのまま進むと、前面に豊後水道から苅田町、中津市、背後に国東半島、その遠くに由布岳、鶴見岳がかすかに見えている。穏やかな天気である。左手に電波塔を見ながらぐるりと廻ると、真下に苅田港が見えてきた。舗装が途切れたところで貫山と水晶山の分岐があり貫山方向に進んで行った。

 
○ 09:38 少し登るとそこに電波塔があったが、その先はかなりの急斜面が待ち構えていた。登りきると少し平らな所に出た。この辺りの山肌は野焼きの飛び火予防で予め分離帯を野焼きされて続いていた。下って登ったところに四方台からの合流点が見えている。最初は登山道がわからなくて分離帯を歩いていたが、”どうも違う!!” 途中、登山道らしき踏み跡があったので進んで行くと少し戻ったものの四方台からの道と合流した。

 

○ こんもりした林を抜けると正面にようやく「貫山」が見え、急斜面が続いている。登り切れば山頂と思いながら登って行った。そんなに長くはないが”結構きつい”息を切らせながら、10:24貫山山頂に到着、やや強い風が吹き抜けている。海上には北九州空港、遠くには小野田市、防府市辺りが見えている。見晴らしは抜群にいい。
少しだけでも風裏になるように岩の後ろで昼食となった。何人もの登山者が登ってきている。昼食ではいつものように女性陣が手料理を作って豪華な山ご飯となった。しばらく風景を堪能していた。

 
○ 11:10 急斜面を注意しながらの下山となったが、多くの人とすれ違う。みんなきつそうにして登ってきている。11:29四方台に着いた。前には大きなドリーネと羊群原が一望でき、振り返ると貫山が・・・・またここは岩山、太平山等への分岐となっている。
羊群原に向かうことにしたが、ドリーネまでは急斜面でかなり神経を使う、前を行く人がかなり小さく見えていて、相当下る必要がありそうだ。

 
○ 11:46 ドリーネ分岐を直進して、羊群原に進んだ。石灰岩が独特な形をして「象」「牛」「サイ」など動物園に来たように、いろんな動物に見えてくる。日本三大カルスト台地と言われるとおり、ものすごい数の石灰岩は壮観である。

 

しばらく羊群原を歩んで、茶ヶ床園地に戻る道を探したが、ちゃんとした道はなく、何となく踏みつけられた跡があったので、藪道を進んで行った。途中にはいくつかの別れがあり、どちらに行けば良いのか!難しい。周りや茶ヶ床園地が見えているので比較的安心ではあったが、進んだ道が行き止まりになり、少しだけ戻ることになった。
○ 何とかススキ野原を抜け、舗装道路まで戻った。もう少しで園地の駐車場である。12:35無事駐車場に到着した。朝は少なかった駐車場も満杯になって、道路のあちこちに駐車している。

 

○ 石灰岩でできている平尾台にはあちこち鍾乳洞があるとのことで、いちばん有名な「千仏鍾乳洞」を行くことにした。千仏鍾乳洞は園地から5分ぐらいで着いたが、駐車場からかなり下っていく必要があった。モミジやイチョウが紅葉していてとても綺麗である。

 
12:55 千仏鍾乳洞は入口から鍾乳石が連なっている。洞内に入ると照明があって通路ははっきりしているものの、思った以上に狭い。頭をぶつけないように屈みながら進んで行った。洞内は24℃ぐらいある案内されていたとおり、少しづつ暖かくなってきた。

 
○ 通路の周りにはいろんな鍾乳石、石筍、石柱が手の届くように近くにある。(洞内が広くて大きな秋芳洞とはその意味で趣が違う)
さらに進むと「奥の細道」と案内があった。ここから水の中を歩くことになった。”ジャブジャブ”と水に入るとかなり冷たい(14℃らしい)、一層通路は狭くなって体を上下・左右に”クネクネ”しながらの歩行となった。流れる地下水は透き通って、流れの中の石灰岩ははっきりと模様が見えていた。
約900mぐらい行くと、照明が終わりとなったので引き返すことになった。戻っていると2名の入洞者とすれ違うことになったが、狭いので難渋する。シーズンなら混雑するだろうと思いながら戻ってきた。

 

 

○ 13:48 千仏鍾乳洞を後にして、14:35 田川市の「松原温泉」に着き、ゆっくりと疲れを癒した。松原温泉は炭鉱住宅の中にあった共同浴場で、良質の湯で人気がある。あまり大きくはないが、ヌルヌルとしたアルカリ泉でなかなか良かった。16:00松原温泉から飯塚、冷水トンネル経由で帰路に就いた。

※ 今回は九州百名山のうち福岡県で最後の山となった「貫山」であったが、平尾台の羊群原の景色、見晴らしの良い貫山山頂は思った以上の眺望であった。
貫山は最後の登りがあるものの、比較的容易な山で家族連れでも十分楽しめると思う。また、水の中を歩く千仏鍾乳洞には子どもたちが喜びそうである。

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