「山の会たより」113
令和6年10月6日(日)大分県 久住山・中岳(1,791m)
○ 9月のスケジュール調整が難しかったので、10月6日(日)の山の会となった。今回は九州本土最高峰九重「中岳」を計画した。
05:30 甘鉄甘木駅に集合、中岳登山である。天気予報は曇、午後から雨の予報でまあまあ!14:00ぐらいまでに下山できればOKということで出発した。
○ 当初、大曲からすがもり越え~北千里~久住分かれ~中岳を予定していたが、牧ノ戸からの登山に変更することになった。途中、玖珠SAコンビニに寄り、07:28「牧ノ戸」に到着した。(大曲はあと2台分程度が停められそうであった。)牧ノ戸の駐車場は日曜日であるがあまり多くはない。一番手前のスペースに駐車することができ、ラッキーである。
登山準備を終え、07:36 沓掛山までのコンクリート登山道を登り始めた。何回登っても、登り始めのコンクリートの登山道は”きつい”展望台までたどり着くと、今日の登山が終わったような気分にもなる。最初の岩場を抜け平坦な尾根道から沓掛山頂標柱のすぐ下からの星生山、扇が鼻への眺めはいつも素晴らしく思える。その後、大岩を注意して下って行った。
○ しばらくは登山と思えないぐらいの平坦な尾根道を進む、時おり緩やかな斜面もあるが快適である。季節外れの「ミヤマキリシマ」、これからが見どころの「すすき」、そして「リンドウ」と秋の気配が深まっている。
しかし、扇が鼻に近づくにつれ、だんだんと”霧”が濃くなり、山肌が全く見えなくなってしまった。悪いことに雨ではないものの霧雨状況で、しっとりと濡れてきたので、雨具を着て進んで行った。数十メートルの視界となってきた。
○ 9:15 「扇が鼻分岐」に着いたが、そのまま久住山方向に向かった。視界がなく左側にあるはずの星生山も見えない。急に平坦な道になって「西千里ヶ浜」である。正面の久住山の雄大な光景を想像しながら、そして疲れを癒しながら歩く。続く岩場を越えると、霧の切れ間から久住山避難小屋が見えてきた。(唯一、久住山が見えた瞬間であった。)
○ 09:48 「避難小屋」に着いた。その時、日が差し久住山の一部や星生埼の岩山が顔を出してくれた。避難小屋で雨具を脱ぎ、しばらくの休憩の後、目的の「中岳」に向かった。久住分かれの標識を横目に石ゴロゴロの登山道を進み、久住山への分岐点からやや傾斜のある道を御池(ミイケ)へと登って行った。
○ 10:32 「御池」である。濁った水が増えて、波立っている。湖畔の道と迂回道に分かれて進んだが、結局迂回した方が早かった。霧の中、標識に頼って中岳への道を進んで行った。しばらく歩いたところで少し左に折れて分岐点があったので、右に進むことになった。やや下っていくと鞍部があり、道が違ったことに気づいた。ただ、あまり進んでいなかったのであまり時間のロスもなく戻ることができた。引き返すと丁度中岳から下りてくる2人出会い、なんとなく中岳からの下りがどうか尋ねて、元の道を登って行った。10分ぐらいで天狗ヶ城から続く尾根に出て、中岳までのルートを確信した。結果早く右折しすぎて、御池上の避難所へ行く道であった。
○ 霧の中うっすらと浮かぶ中岳、”あんな遠くまで行くの”との声、”ここからなら300歩ぐらいしかないよ”と返す。”じゃあ、数えてみる”そんな話をしながら最後の急斜に取り付いた。”51、52、53、・・・・・97,98、・・・・”
山頂直下まできたが、まだ”173、174、・・・”
○ 11:11「中岳山頂」に到着、霧に覆われて周りは何も見えない。”198,199,200”結局200歩で登頂したことになった。山頂での昼食は寒かろうと写真を撮って直ぐに下山することになった。
尾根道で風を受けない場所での昼食となった。最近は概ね同じような取り合わせの昼食であるが、様々な話がどんどん湧いてくる、楽しい休息のときである。
○11:32 昼食を終え、中岳を後にした。御池は迂回して進んだ。、相変わらず霧で視界が悪い。小石を踏んで転ばないように注意しながら下って行った。12:35 避難小屋まで下りて来たが、寄らずに先を急いだ。復路も往路と同じコースで西千里ヶ浜、扇が鼻分岐と過ぎて行った。
○ 扇ヶ鼻と沓掛山の中間ぐらいで急に視界が開けた。前方下方に沓掛山、遠くに吊り橋といつもの素晴らしい風景が広がっている。
○ 晴れ間からみると、思った以上の人が登っていいたようである。緩やかに登りに差し掛かり、沓掛山の岩場に着いた。登り下りともいつも山頂下の登山道を素通りしていたので、初めて山頂に登った。
再び、登山道を下り、展望所からのコンクリート道をゆっくりと下って、14:22 牧ノ戸に到着して今日の登山を無事終えた。
※ 久しぶりの中岳、出発の天気は曇りで15:00頃から雨が降る予報ではずが、思いもよらぬ霧で途中から視界不良となった。中岳では道を間違うハプニングもあり、霧はよく知っている山でも、本当に危ないと感じた。
しかし、最後には晴れた山系を見ることができ、その点は良かった。やはり暑くても晴れが良い。
次回は雨でない日の紅葉登山を楽しみたい。
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