• 2025.1.1
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「山の会たより」114

2024年12月24日(火) 古処山(860m)

○ 2024年の忘年登山は2年ぶり(山の会としては2016年以来)に近場の「古処山」を計画した。集合はいつものように甘鉄甘木駅駐車場、08:00に集合して古処山駐車場に向かった。1台の車がすでに駐車していた。天気は快晴、久しぶりに雨を心配しない登山となった。
08:20 駐車場に着き、準備のあと写真を撮り、08:33登り始めた。旧キャンプ場手前にある鳥居(山頂の白山神社?)を過ぎると、閉ざされた河鹿橋がある。秋月キャンプ場は小学生の頃の思い出として記憶にあるが、跡地が記憶と全く結びつかない。

 
○ 沢の水音を聞きながら、あまり急ではないが、舗装された道をだらだらと登っていく。古処山登山道にはいくつもの仏像が祀られているが、最初に3体の仏像がある。
少し進むと、以前には記憶がない大きな「ケルン」があり、ここから山道となってきた。沢は小滝を重ねながら流れていく。

 
○ 衣服調整のため立止まっていたら、犬を連れた女性が追い越していった。緩斜面が続く、何回か渡渉を繰り返しながら登って行く。
砂防堤前の急斜を登ると、先ほどの女性が下ってきた。聞くと、毎朝の犬の散歩とのことであった。しばらく進むと登山道唯一のロープ場に差し掛かった。この辺りから以前の豪雨による倒木が増えてきた。

 

 
 09:33 林道終点の駐車場に着いた。登り始めからちょうど1時間である。駐車の車はなし、閑散とした感じである。少しの休憩の後、本格的な登山道へ進んで行った。
壊れた石畳が一部残っている。濡れているところを避けながら登って行くが滑りそうで慎重に進む。大きな岩を過ぎたら6合目の看板、ここから右に行くと「紅葉谷」への道となっている。

 


○ この辺りから、石ゴロゴロの急斜が連続している。2017年7月5日の線状降水帯による被害が最も酷かった箇所で、従前の登山道は跡形もなく崩れて、登山できるようになったものの一番の難所である。下山を考えると不安である。
前方に白い斜面!日差しが届かないので雪がうっすらと残っている。振り返ると登ってきた急斜に驚かされた。

 

○ 10:22「水舟」に到着、ちょろちょろと水が滴り落ちる感じである。少休止していると、若者たちが下りて来た。一人は登山用?地下足袋を履いて飛んでいくような足取りで、とてもかなわない。
水舟からの登りは、急斜の後なので緩やかに感じるがそれでも結構な登りである。少し行くと右側に「花田比露思」の歌碑の看板があり、間違ってそちらが登山道と思い進んだ。が、どんどんツゲ林になっていくので、引き返すことになった。その後は岩の間を抜けていったが、何かしらツゲの株が多くなっているような感じがする。

 
○ 10:58 「古処山頂」にようやく到着した。所要時間2時間25分、思った以上に時間がかかった。祠の上にある大岩に上がると、天気が良く、周辺の山々や甘木市内が見渡せる。山頂広場に戻り、忘年会が後に控えているのでとりあえず簡単な昼食となった。

 
○ 11:45 下山開始である。岩を踏み外さないよう、ゆっくりと下っていった。(この間、水舟からのゴロゴロ石は下りたくないと考えていた。)しばらく進むと、「つげ原生林」と「紅葉谷」への案内標識から「紅葉谷」を経て6合目で合流するコースを選択して、緩やかなつげ林を進むと、少しで広くなった「紅葉谷」に着いたが、モミジもすっかり落葉してどれがもモミジの木かわからない。(前回登りにここを通った時は青葉があり、紅葉時は綺麗だろうと想像したものであった。)
○ 予想はしていたが、紅葉谷からの下りは急傾斜の連続で、留まることもできない。ただ、ゴロゴロ石がない分、かなり安心して下りることができる。が~、何人かは葉に足を取られて滑りこける。段々足が疲れてきているのを感じながら下っていった。
○ 右に折れ山の側面を下ると、下の方に沢が見えている。最後の急斜、ロープ場である。慎重にゆっくりと沢に下りて行った。沢を渡って6合目の看板で本道に合流した。本道は石畳もあり、滑りやすくなっているので乾いたところを選んで下っていった。

 

○ 12:36 林道終点5合目まで戻ってきた。メンバーの一人がかなり疲れている様子で足取りが重い、給水不足からの脱水症かも知れないと少し心配だ! その後は少しスローペースで下っていった。13:51 「登山口駐車場」に到着して、忘年登山を終えた。

 

※ 久しぶりの古処山は快晴に恵まれた忘年登山となった。しかし登山道が6合目からは急斜に加え、かなり荒れていたので、登り難さを感じた。下りの「紅葉谷」コースは急であるが、安心できる。 また、夏場に登って「きんかめ」を見てみたい気もする。

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