「山の会たより」118

2025年5月12日(月) 長崎県 郡岳(826m)

○ 5月12日(木)今回の山の会は、行ったことのない九州百名山ということで、旧九州百名山の一つ、長崎県の大村市にある「郡岳」を計画した。
06:00甘鉄西大刀洗駅に集合して、途中で長崎道川登PAに寄って東彼杵ICから野岳湖に進んだ。なんとなく登山口から行き過ぎた気配であったが、07:39儀太夫記念館という建物の駐車場があったのでとりあえず駐車して登山準備となった。いざ出発しようとしても登山口の方向がわからないので、散歩中の人に尋ねての登山開始である。(聞いて良かった!)

 

○ 07:57 少し戻って郡岳への道標からアスファルトの道路を進んで行った。緩やかな登りが続き、左側には大村湾ゴルフクラブのコースが見えている。柔らかな日差しも、澄み切った空気感もこの季節の贈り物のような感じである。そのまま進んで、8:28「南登山口」に着いた。古いトイレが目印だが、あまり使用する気にはなれない。「郡岳」への案内に従って、本格的に登り始めた。

 

○ ジグザグに進む山道は緩やかで、何の気負いもなく登って行ける。すると、倒木の上に石が並べられているのを発見、何だろうと・・・、よく見ると龍か蛇に見せたものだと分かった。その後少しきつくなった斜面を登って行くと幽霊茸(本名:「ギンリョウソウ(銀竜草)」)があちこちに群生している。こんなに沢山見たのは初めてだ。

 
○ 山頂を経由しなくて坊岩へ行くの標識があった。山頂まで500m、緩やかな登りが続きあまり疲れを感じない。山頂手前に経ヶ岳からのルート標識がある。

 
○ 09:59「郡岳」山頂に2時間余りで到着した。少し霞んでいるものの大村湾の眺望が開けている。太陽が眩しく、暑い、日陰がほとんどないので、風通しの良い場所を選んで、早速昼食となった。だんだんとメニューもワンパターン化してきている。おにぎり弁当と夏の冷やし中華、冬のラーメン、景色がより美味しくさせる。

 

 
○ 1時間弱の昼食休憩の後、下山となった。今度は大村湾側に下りて行く。登山道は登りと異なりかなりの急斜で、そのうえ落ち葉が重なり滑りそうで、緊張が続く。
11:10「坊岩」についた。坊岩は岩が切り立った、この山一番の見晴らしの良い場所である。(個人的には、岩のヘリには進みたくない。)そこからの下山道がわかりにくい。木々の間をする抜けて、正規の山道に戻り西登山口への道を進んで行った。

 

 
○ 山道には相変わらず落ち葉が重なりあっている。段々と脚の疲れを感じてくると、後ろの方から”きゃあ”という声が、滑りこけたようだ。注意して下りていても、いきなり滑るのでなかなか防ぐのが難しい。高圧線柱の横を抜け、左に曲がってゆっくりとなった坂を進んで行った。
 12:15「西登山口」に着いた。駐車場まで、ここから約1時間ぐらい舗装道路を歩かねばならない。”難儀”である。そこで、待機しているメンバーに迎車を連絡、10分もかからず来てくれた。本当に神の使いとしか言いようのない。ありがたい!
車に乗り込み本日の「郡岳」登山も無事終わった。これから「嬉野温泉」で汗を流し、帰ることになった。

 

※ 今後は日帰りで行ける、近場で未踏の九州百名山を登ろうということで、最初に選んだのが「郡岳」(旧百名山?)である。
今回のルートは緩やかな登りとやや急斜の下りとなったが、逆回りの方が精神的には楽かもしれない。
また、山頂は大村湾にひらけて見晴らしは良く、気軽に登れる山といったイメージであった。今回も天気に恵まれた登山となった。
次回はヤマボウシの「九千部岳」を予定しているが、梅雨時期なので!!

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