「山の会」たより52
平成29年12月16日(土) 福岡県・佐賀県 天拝山(258m)・基山(405m)
○ 恒例の年末忘年登山ということで近場の天拝山を計画した。単一山ではあまりにも短時間なので+αは基山となった。08:30 筑紫野市総合公園駐車場に集合することにしていたが,天拝湖に沿って進むと,公園へのゲートが閉まっている。開門時間は09:00からと書いてあったので,仕方なく天拝湖入口に戻って,みんなが集合するのを待っていた。 しばらくして全員集合したが、開門までには少し時間があり,待つのは時間がもったいないので、先に基山に登って,そのあとで天拝山に登ることになった。
○ 山口川を渡った反対側に進み,09:00九州自然道の入口付近に駐車して,獣除けのフェンスを開けて進んでいった。竹薮からだんだん杉林になってくる。はっきりとした道で迷うことはない。09:36 林道と合流,大伴旅人が都に帰るときの寂しさを詠んだ石碑が立っている。ゆっくりっと登っている道をしばらく歩くと,左側に草スキー場みたい急な斜面が見えてきた。この上が山頂と思いながら急斜に挑んだ。一気に登ったせいか息も絶え絶えになるような斜面である。ましてや風が吹き下ろして,雨もぱらついている。
○ 09:59 1時間弱で山頂に到着した。天気が悪く何も見えなかった。天気がよければ小郡方面が真下に見え,耳納山までの筑紫平野が見渡されるといわれている。山頂はかなり広くなっていて,大宰府防衛のために築かれた基肄(きい)城跡の碑があった。
小雨に加え風が強く,すぐさま展望台の下に移動して休憩した。下山の前に南側にある小高い丘に向かった。中央部から上ると祠があり,「霊霊石」を祀ってあるとのこと。その先には先端の尖った「天智天皇欣仰の碑」がある。(ここが基山山頂のようである)
○ 10:18 下山開始となった。草スキー場をおりて登山道に入った途端,舗装道路から近いためのか,山芋を掘った跡が散在している。有ることを熟知している近くの方かな?。その後は黙々と下って行った。
10:55 登山口の柵まで戻ってきた。約42分を要したことになる。その後,荷物だけおろして車に乗り,筑紫野市総合公園へ向かった。狭い道を通り,皐月ゴルフ場の横を上って行くと天拝湖があり,朝閉まっていたゲートを通過して公園に着いた。
○ 再び登山の準備をして,11:15兎ヶ原林道から天拝山登山口へ向かった。 林道はほんの少しづつの登りが続いて約1㎞ぐらい進むと林道終点があり、そこから更に少し行くと天拝山登山口への標識があった。ここは牛頸山への分岐にもなっているようだ。
○ 最初に竹薮の中の結構急な斜面を登っていった。登山道はきちんと標識があり整備されている。しかし途中から上り下りの連続となった。そして登山口から25分で,ようやく奥天拝山(?)に到着,ここにはベンチが4~5脚置いてあった。(水仙?を路側に誰かが植えているようであった。)
○ 休憩の後,いきなり”つんのめり”そうな階段を下らなければならなかった。(せっかく登ったのはどうなるのだ!!) その後も上り下りの連続で疲れる。そして帰りも同じ思いをすることになると考えたら滅入ってしまう。
途中には大佐野,天拝坂,塔原などに続く道案内がある。最後に武蔵寺からの天神さまの径分岐に着いた。ここからもうひと踏ん張りで山頂である。
○ 12:15天拝山山頂到着である。4・5人の登山者がいた。ガスで周りは全く見えない。展望台の下にあるベンチに荷物を置き,お社にお詣りした。 風が強く,小雨で寒い,座ってゆっくりする食事する気分にはならない。立ったままの短い昼食となった。
○ 12:30 下山開始した。往きと同じように急斜面の下りと登りが交互にあらわれてくる。特に奥天拝山天拝山の前の急な階段には息が絶え絶えとなる。木々に覆われた登山道は周りを鑑賞することなく,ただただ歩くのみである。
13:08 兎ヶ原林道終点の天拝山登山口に着いた。ここからは少しずつ下っている林道となり,余裕の行軍である。途中おばあちゃんに出会って、球根を持ってあったので聞くと、奥天拝山に水仙を植えた方であった。
○ 13:25 総合公園に到着して忘年登山が無事終わりとなった。ここからは一路花立山温泉に向かった。後続車がどこに行っているのか不安になるような勝手知ったる道をクネクネと進み,14:15花立山温泉に到着した。16:00忘年会までの1時間30分,かなり時間があるが、とりあえずゆっくり風呂に入ってからである。
○ 16:00 忘年会を始め、今年の山の思い出,来年の遠征などで盛り上がった。次回は1月28日(日)にということを決めて忘年会のお開きとなった。
※ 忘年登山として,近場の基山と天拝山になったが、雨で見晴らしが悪くて残念だった。天拝山は標高では考えられない起伏の多さに驚くとともに,そのタフさは侮れないものがあった。我々は完全に天拝山を甘く見ていたのである。反省!!
※ 忘年会では,山の会でのケガもなく無事この会を迎えられたことを喜びながら盛大に締めくくった。
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