• 2016.10.20
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「山の会」たより42

平成28年10月15日(土) 大船山(1786m)

○ 絶好の紅葉を見たいということで、6年ぶりの大船山を計画した。例年大船山の紅葉のピークは10月14日~15日と言われている。今日は全国的に高気圧に覆われ,天気は晴れの予想で絶好のコンデションである。
05:00集合、まだ暗い時間である。大分道九重ICで高速を下りた。九重ICからは九酔渓までの途中が通行止のため四季彩ロードを使い長者原でやまなみハイウェイに合流、その後牧ノ戸峠、瀬の本、そして左折して竹田方面に進み、07:05登山バスの発着起点のパルクラブに到着した。
○ パルクラブに着くと直ぐに下山コースを考え、岳麓寺登山口駐車場に1台を置くことにした。登山バスは昨年は無料であったが、今年から片道1000円、往復1800円とのことである。我々は行き07:30第1便の予約が取れたが、帰りの空きが16:00最終便たっだので、歩いて岳麓寺登山口まで戻ることにした。

○ 07:27登山バスは2台で我々の他6名程度を乗せ出発した。フラワーズヴァレー横の牧野道を板切登山口まで急な坂を登って行く。阿蘇五岳、祖母・傾まではっきりと見えている。途中で門扉があり一般車両の進入を禁止している。約30分で登山口到着である。

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○ 07:53バス終点の板切登山口に到着、標高約1,100強で山頂までは標高差約600mの地点でかなり楽な登山ができる。08:00登り始めた。樹林帯の中の緩やかな登山道を進むと、第1展望台に到着、衣服の調整をしながら見渡すと竹田市付近から祖母・傾までの眺望がすばらしい。
再び登りはじめ、08:35岳麓寺登山道との合流点に着いた。入山公墓(にゅうざんこうぼ)はスルーして進んだ。この辺りからは木々の間に前岳・高塚山と黒岳全貌が見えてくる。

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○ しばらくして入山公墓の看板が立っている。下山の時ここから右折して公墓に行く予定である。08:44大船山の山頂付近全体が見渡せる鳥居ヶ窪に到着、期待した紅葉は”まだまだ”の様子である。

休憩の後、ここからが岩ゴロゴロの登山道に入っていく。岩はゴロゴロしているが、ほとんど急斜はなく軽快に登っていく。メンバーも元気で話し声が絶えない。鳥居ヶ窪から50分ぐらいで大きく開け間近に大船山が見える空地で休憩、ここから最後の頑張りである。
○ 09:43 入山公の兜岩に着いた。ここは紅葉の目安になっていると聞いていたが、色づいていない。ミヤマキリシマで狭くなった登山道を進むこと、約10分大船山頂が見えてきた。

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○ 10:03 山頂到着、かなりの登山者で賑わっており、段原からも続々登ってきている。遠くには特徴的な由布岳が見えている。風が強く寒く感じる。先ず集合写真を撮り、御池に下りることにした。
御池の紅葉の様子というと、例年に比べ遅れているものの、色づき始めていてなかなかのものである。初めての人にとってはこれでも十分と思われる。(去年の色づきが余りにも素晴らしすぎた)御池は水量が多く、岸辺付近まで水があり、紅葉を背景にした集合写真は撮りづらい。

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○ 御池の周りでは昼食する広さの場所がないため、山頂下西側広場に戻り昼食を取ることにした。今日もたくさんのおがずがリュックの中から次々と出てくる。あれよあれよとシート一面に広がった。女性陣にいつも感謝、感謝!!ゆっくりと食事をし、九重の山々や御池の紅葉を満喫しながら11:03下山を開始した。
○ 下山していると多くの人に行合う。こちらが11人なので相手に断りながら待ってもらうことになったりする。兜岩を過ぎ、しばらくして岩道が途切れたら、12:09鳥居ヶ窪にようやく到着し、そのまま案内板から入山公墓に向かった。公墓にお参りして、よく見ると石灯籠がかなり倒れ、裏側の斜面の工事もあっていた。これも地震の影響であろうか。
○ 入山公墓を下るとすぐに板切登山口と岳麓寺登山口への分岐点である。ここから岳麓寺登山口方面に向かった。登山道は緩斜面で何の問題もない。

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約30分で柳ヶ水分岐に到着した。ここは岳麓寺、今水・風穴、有氏の各登山口の分岐点となっている。そこから岳麓寺登山口まで20分であった。登山口は放牧牛が山に入っていかないように有刺鉄線で誘導されていた。

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○ 駐車場まで舗装した牧野道を下っていく。左右は道を覆うように一面ススキが生い茂って秋を感じあせてくれる。道ばたには「ゲンノショウコ」「ウメバチソウ」など秋の草花が咲いて、目を楽しませてくれる。
もう放牧は引き上げたのか、一頭の牛も見あたらない。やはり震災かもしれないが、牧草の代わりにススキで野原は荒れている。しかし、この牧野道の下りは非常に長く感じる。この舗装道がなければもっともっとお薦めできるコースである。延々と40分下って、ようやく駐車場に14:03到着して今日の登山も無事終了となった。

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○ これから七里田温泉木葉乃湯に向かい、お目当ての「ラムネの湯」に入ることになった。木の葉乃湯本館で入浴券を購入、50mくらい歩いて行くと七里田川の手前に看板がかかっている。ひなびた感じの建物である。

浴場は狭く8人が入ると一杯になりそうである。浴槽にはいると、湯温が低い、かなり長時間入っていないと温まらない気がする。入ってしばらくすると体にたくさんの気泡がくっついてくる。これが二酸化炭素の泡みたい!
○ 気泡が腕に付いた状態で、字を書くとこれがおもしろい。段々浮き上がって字が見えてくる。コップが置いてあるので飲んでみると体に良いのかもしれないが、「カナケ」臭の強い、美味しくない湯であった。でも一度は経験してもよい風呂である。
○ 1時間の入浴の後、15:30甘木への帰路についた。甘木には予定より30分早い17:30に着き、その後は慰労会となった。

※ 今回は紅葉はもう少しと言うことであったが、天気よく、メンバーよく、山よく、概ね満点に近い大船山登山となった。昨年に比べ紅葉が1週間ほど遅れているような気がしたが、それでも御池の景観は素晴らしかった。
久しぶりにフルメンバーとなり、楽しい登山を満喫した。また、登山バスを利用したことで、時間に余裕ができ七里田温泉「ラムネの湯」を経験できた。

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