• 2023.8.9
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「山の会たより」105

2023年7月20日(木) 佐賀県 八幡岳(763m)

○ 7月の山の会は「キツネノカミソリ」の群生があるということで、佐賀「八幡岳」を計画した。梅雨時期なので雨を心配したが、曇の予報だったので行くことができた。(昨年も7月に八幡岳を計画して雨天のため中止した経緯があった。)
06:00 西大刀洗駅に集合し、長崎道で多久から一般道で厳木を経由して山道を進んで行く。見上げるほど棚田が並んでいる。そのままかなり進むと展望所があった。あちこちに棚田が見渡せる。看板を見ると文化遺産棚田百選「蕨野の棚田」と書かれている。結構有名なところのようだ。そのまま進んで行くと朽ちた看板がキャンプ場入口となっていた。

 
○ 07:36 八幡岳キャンプ場の駐車場に到着した。見る限り八幡岳キャンプ場は現在営業していないようでかなり荒れていた。07:49 登山準備の後、九州自然歩道の矢印にしたがって登山を開始した。

 

○ 登山者が少ないのかあまり整備されていない。杉林に覆われて薄暗い。ゆっくりとした登りが続いている。林道を横切り、案内にしたがって再び山道を進む、右側には林道が見えている。
山道からまた舗装された道に合流、ふわふわした綿毛のようなものが落ちて、見上げるとねむの木のような感じだが、違う。舗装道から山道には入れるのではないのかと思いながら進むが、結局は山頂と展望所の分岐に着いた。

 

 

○ 案内板には山頂方向に「キツネノカミソリ」と書かれている。さらに進んでいくと下向きの矢印があった。下って行くと蕾のキツネノカミソリがぽつりぽつりと、さらに下るとあちこちに「キツネノカミソリ」の花芽があり、まだ時期が早いがしっかり咲いている株もある。

 
○ しばらく鑑賞して、元の別れまで登って行った。正面には電波塔が林立している。新しく建設中されているものもある。道路から横道を登るとそこに09:05「八幡岳」山頂があった。周りは霧がかかり真っ白で何も見えない、眺望「ゼロ」である。まだ時間は早いがここで昼食をとることにした。

 
 09:40 山頂を後にして、展望台へ向かうことにした。山頂付近のところどころに「テッポウユリ」に似た花が咲いているが、名前が分からない。09:59 祠のある展望所についた。ここも残念ながら霧に包まれ眺望はない。

 

○ 再び同じコースで戻っていった。10:43 キャンプ場に着き、今日の登山も無事終わりとなった。今日は思った以上に早く戻ってきたので、蕨野の棚田を見学することにした。
道路の看板にあった「日本一の高石積」に行くことにした。積高さ8.5mの石積とのことであるが、昔の人は根気がハンパない。

 

 
○ 次は蕨野の五百羅漢である。細い山道を登って行くと仏像が並んでいる。五百には程遠い、先にもあるようだがもう登る気力がないので車まで戻った。

 

※ 初めて佐賀八幡岳は「キツネノカミソリ」の群落があるとのことで計画した。ちょうど国道多久唐津線を挟んで「天山」や「作礼山」の西側に位置し、電波塔立ち並んでいる低山である。霧で山頂からの眺望には恵まれなかった。登山口のキャンプ場がかなり高い位置にあるので、そこからは短時間に登れる山である。
目当ての「キツネノカミソリ」は1~2週間ぐらい早いようで、ツボミ状態が多かったものの久しぶりに開花した花を目にすることができた。
一応観光場所を巡り、厳木温泉 さよひめの湯に向かう途中で国道と並行して走る唐津線の列車と珍しくすれ違った。
○ 11:51さよひめの湯に着き、ゆっくりと汗を流し、13:00 帰路についた。

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