「山の会たより」121

2025年9月24日(水) 熊本県 俵山(1,104m)

○ 今回の山の会は熊本県南阿蘇村に位置する「俵山(1,104m)を計画した。当日の天気は曇の予報となっていた。
05:30 甘鉄西太刀洗駅に集合して、九州自動車道で熊本方面へ向かった。途中、コンビニのある玉名SAで昼食、飲み物などを調達し、その後益城空港ICで高速を降りた。 西原村を過ぎ、珍しい形の橋を抜け旧道28号線のくねくねした道路を登って行った。パラパラと小粒の雨が降り出し嫌な予感が・・・
○ 07:30 「俵山展望所駐車場」に到着、横浜ナンバーの車が1台駐車している。周りはガスがかかって、時おり小雨が降って、強い風が吹いている。しばらくの間待機状態であった。雨がやんできたので登山の準備をして、08:22 駐車場を出発した。5分ぐらいで東屋のある「俵山峠展望所」に着いた。下の方には白川方面の町が見えて、正面には米塚、半分隠れた阿蘇山が見える。(天気が良ければもっと遠くまで…)

 

 

○ 08:34 東屋のすぐ横にある登山口から登って行った。 ネット情報のとおり登山口からしばらくは急斜な登りが続く、強く吹く風で霧が流れ、衣服が湿る。足元が滑りそうで不安になってくる。
ようやく下に南阿蘇村が見え、見晴らしの良い場所で休憩となった。この先からは草原を歩くことになった。一段と風が強まり、体持っていかれそうである。周りの景色は全く見えない。

 

 
○ そのまま進むと、杉林となった。少し行くと一般コースと回り道の標識があったが、一般コースは遠目に急な坂で、更に木組みの階段が壊れて登り難そうである。当然、我々は迂回路を使って進んで行った。
09:49一般コースと合流した。しばらくは平坦な山道を進んだが、天気は雨となりさらに悪くなってきた。、雨具を出しての登りを余儀なくされた。

 
○ 後続して若い女性5人と男性1人のチームが登ってきた。雨具も着ていない。元気がいい、若さを感じる。再び急斜となったが、雨の中の急斜は辛い、草をかき分けかき分けてゆっくりと登って行くが、下山を考えると不安になってくる。 10:39 急斜が終わると山頂までを示す200mの道標で少しだけ気力が戻る。
○ 10:45「俵山」山頂に到着した。 雨が降り続き、全く霧で視界がない。ほどなくして、メンバーが揃い休憩をとったが、昼食は下山後に東屋で摂ることにして、急ぎ下山した。

 
雨に濡れた急斜の下りは、神経が張り詰めた状態が続き本当に疲れる。後続のメンバーが滑りこけたような声が聞こえる。ようやく、山頂からの急斜面が終わり、緊張がほぐれてきた。

 
○ しばらく緩やかな下りを進んで行と、12:05一般コースとおすすめコースの道標の分岐まで戻ってきた。そこからは杉林を抜け、平坦な山道となった。このころから天気は徐々に回復しているかのように雨が止んできた。
草道に入ると長く伸びた草に足が絡まないように注意しながら進んで行った。だんだんと視界が良くなり、阿蘇の米塚が見えている。

 
○ 登山口までの急斜面に入ってきた。傍らの木を掴みながら黙々と下っていった。下方に「東屋」が見えてきた。もう少しと思いながらも気を抜かないようにして、12:59東屋」に到着して、昼食となった。このころから再び雨足が強くなってきた。止みそうにないので、濡れながら駐車場まで行き、今回の登山も終りとなった。

 

※ 何年かぶりの雨天の登山となった。俵山は2カ所の急斜はあるものの、比較的登りやすい山であった。山頂において雨霧で全く眺望がなく非常に残念であった。なにか置き忘れた感があり、晴れた日に再度登るのも良いと思った。

今回の登山では番外の事件が2件あったものの、人のやさしさ、親切さで何事もなく無事解決したことが感謝したい。今後とも九州百名山や低山に挑戦していきたいと思う。

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