• 2022.11.25
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「山の会たより」98

令和4年11月17日(木)  福岡県 福智山(901m)

○ 今回の「福智山」は2009.11.3に雨の中、鱒淵ダムから登って大変な思いをして以来、13年ぶりである。

06:30 甘鉄甘木駅を出発し、秋月のトンネルを経由して福智山ダムに向かった。08:01福智山ダム」駐車場に到着、2台が駐車している。準備の後、08:21 分かりにくいが、少し戻ったところが登山口となっている。

登山口からすぐの「瀬々里の渡り」を過ぎると色づいた木々があらわれてきた。何度か林道と合流しながら登って行く。

 

 
○ 08:47 大塔の滝と上野越との分岐に着き、大塔の滝方向へ進んで行った。登山道は想像以上に急斜が続いていく。50m以上の先までの見える急斜は気持ちが萎える。左横の沢からは心地よい水の音が聞こえて、所々に滝みたいに細い筋で流れている。
09:06 「大塔の滝」に到着、岩の上をかなり長く、細い筋の水が流れている。さらに連続的な登りとなっている。

 

09:42 6合目に着いた。開けた空間に日が差し込み、紅葉した木々が周りを囲んでいる。気分が安らぐ! かなり空が見えているので、尾根道出会いはもう直ぐと思いながら進んで行った。

 
○ 10:05 ようやく尾根道との合流 「からす落ち」だ!! 以前鱒淵ダムから登った時、ここから下山していったことが蘇った。そして案内板にはここから山頂まで0.7㎞となっていた。もう少しと思うと安堵感が湧き出す。10:17 荒宿荘」に着いた。

 
○ 山頂を目指す、途中上野越への分岐があり、下山はここから進めば良いと確認して登って行った。突然、山道の両サイドがかん木から「くま笹」に変わり、直方市街などが見え始めてきた。山頂に近づくにつれ段々と傾斜がきつくなってくる。見覚えのある祠の横を通り過ぎる。

 
○ 10:31 「福智山山頂」に到着した。 曇ってはいるが、北九州市から直方、飯塚の市街地などが見渡せる。360度の眺望である。巨石が散らばっている。風があり、寒暖計を見ると12℃だった。
早速、風を受けない窪みで昼食となった。最近はカップラーメンとおにぎり弁当が定番となっているが、山頂までの”きつさ”から解放感はより美味しさを増幅する。
到着時1人、2人の登山者が急に増えだしてきた。年配の女性(我々も同じ!)の団体が多い。北九州、筑豊地区の手ごろな山といった感じである。

 

 11:30 下山開始となった。登りと異なる山道が見えているが、登ってきた急坂を下り、確認していた分岐まで戻り、道標の方向(上野越)へ進んだ。通常平坦に感じるであろう緩やかな上り道も昼食後の下り脚にはとてもきつく感じる。
少し進んだところに分岐の道標、山頂から直接延びたところで、結局我々は迂回したことになった。いくつかの丁寧な案内板を過ぎ、「上野越」へ向かっていった。

 
○ 上りコースよりかなり緩やかに思えるコースである。落ち葉を踏みしめると”キュキュッ”と音が鳴り、晩秋を感じる。何人かの登山者に余裕のある挨拶をしながら下って行った。かなり下ったのに上野越にまだ着かない。思っていた以上に結構長い。
 12:16 「上野越」にようやく着いた。上野峡からと福智山ダムから、そのまま進むと鷹取山(619m)の分岐点である。一人登山の年配の女性は鷹取山から下ってきたが、まだ時間が早いのでと言って福智山へに向かって登って行った。
福智山ダムへの山道は比較的緩やかな感じで続いている。杉、ヒノキの植林の中、むき出しになった木の根に注意しながら進む。

 
○ 12:45 「薙野休憩所」に着いた。 外にはベンチが置いてあるが、休憩所の天井が低く、薄暗い。なんとなく居心地は悪いが、一休み!
ここから林道を下っていくこと約15分、大塔の別れまで戻ってきた。安全を考えて、山道を使わず林道を下りて行った。

 
○ 13:22登山口に着き、駐車場に向かうと左路側帯に何台も駐車している。朝には想定できなかった。13:25 駐車場に到着、本日の「福智山」登山を無事終えた。

 

※ 今回の福智山登山は曇りがちの天気であったものの、13年前の雨登山を考えると十分満足であった。
登山道は分かりやすいいが、思った以上に傾斜があった。杉林の中で所々に黄色く色づいた木々は秋を感じさせる。
女性の登山者が多く見られ、北九州・筑豊地区で親しまれている山と思える。次回登るときは上野峡からの登山を予定したい。

 

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