• 2019.6.7
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「山の会」たより68

令和元年5月25日(土) 九重 立中山(1,464.4m)

○ 「ミヤマキリシマ」シーズン到来、当初、平治岳に男池からの直登コースを計画したが、メンバーが4日前下見を実行、ソババッケ手前から右に折れて直登に挑んだ。連続する急斜で大変だったとのこと。肝心な平治岳の「ミヤマキリシマ」は1分咲き程度で見栄えが良くなかったとの報告があり、急遽満開情報の「立中山」に向かうことになった。
06:00甘木福銀駐車場に集合し九重ICから九酔渓を通り長者原に07:37に到着した。すでにあふれんばかりに駐車しており、結局奥の駐車場に停めることになった。

 
○ 見渡す限り晴れ渡り、かなり暑くなりそうである。08:00登山開始である。コースは長者原~スガモリ越~北千里~法華院温泉~鉾立峠~「立中山」~雨ヶ池~長者原である。長者原から舗装された林道をゆっくりと登って行く。下山に使いたくない林道である。まともに日差しを受けると暑い!日陰を選んで進む。
○ 08:37 林道からショットカットの山道に入る。かなり長者原が下に見えている。山道の両側には「ミヤマキリシマ」がぽつぽつと、また足元には「イワカガミ」が咲いている。前方に沓掛山が見えている。

 

 
09:01 林道に合流した。前後には何組も登っている。その中にひときわ目立つ父子、子どもはおぼつかないような足取りでちょこちょこと歩いている。追い越すときに年齢を聞くと”なんと2歳”とのこと。将来有名なクライマーになると確信!!
○ しばらく進むと、スガモリ越への入口に着いた。これから岩場を登って行くことになる。09:34スガモリ越の避難小屋に到着、目指す「立中山」とほぼ同じ高度である。小屋が以前よりも綺麗になっており、鐘もちゃんと吊り下げられている。ここで少し休憩!
北千里まで下りが続く、山に囲まれ雄大な景色である。白砂は踏むたびにキュキュっと音を立てる。前方に「猿岩」が見えてきた。三俣山の南斜面には「ミヤマキリシマ」が咲いている。

 

 
○ 法華院温泉への下りにさしかかった。木立の中をどんどん下って行くと、大船山や坊がつるのテントも見えてきた。10:26法華院温泉到着、たくさんの登山者が休憩している。食事をする人、ビールを飲む人もいる。”生ビールが・・・・”。
しばらくの休憩の後、鉾立峠に向かった。「白口山」登山時に通った道なので記憶も新しい。約20分ぐらいで鉾立峠に到着、ここにも多くの人がいる。

 

○ 11:03立中山に向かう、山道は狭く離合するのが大変である。両側から「ミヤマキリシマ」の枝が張り出してきている。半袖では大変であろう。尾根道になると予想以上の「ミヤマキリシマ」が山頂までつながって咲き誇っている。「立中山」で本当に良かった。
11:23 山頂に到着、たくさんの登山者があちこちに場所を取って昼食している。開花情報でこんなに集まっているのであろう。晴天の中で見渡す限りの九重の山々、”登山の意味がここにあり”という気持ちになる。

 

 
昼食はいつものように車座の楽しい時間である。横では焼き肉のかぐわしい匂い‼ ゆっくりとした時間の流れ。何もかもが下界と違った感じとなる。
○ 11:52 楽しい昼食を終え、中立山を後にした。まだまだ多くの人が登ってきている。何回も待ちながらすれ違っていく。12:25 鉾立峠、そのまま法華院温泉へ向かい。12:45法華院温泉到着である。三俣山の山肌が朝より色づいているように感じる。これからは日毎に満開に近づいていくのであろう。雨ヶ池を経由して長者原へ向かうコースを進んで行った。雨ヶ池までの山道は日差しは遮られているもののダラダラ登りで思った以上に”きつい”
 

 

○ 13:47 雨ヶ池に着いた。水は全く溜まっておらず、草が茂っており、その間には「リンドウ」がちっちゃく咲いている。木道が整備されて休憩している人もいる。雨ヶ池を過ぎると下りとなってきた。下りであるが結構喉が渇く、途中でベンチがあり水分補給である。休憩を終えて再び下って行った。

 

川を渡って、しばらく行くと以前見つけた「オオヤマレンゲ」に再び出会った。まだ時期的に早く、蕾だけではあるが、初めての出会いを思い出す。タデ原湿原まで下りてきた。あまり多くの花は咲いていない。黄色い「サワオグルマ」ぽつぽつと!!

 
15:01 長者原駐車場に無事帰ってきた。帰宅準備して”まきばの温泉館”で汗を流し、16:20甘木への帰路に就いた。

 

※平治岳の「ミヤマキリシマ」が2,3分咲きということで、九重のなかでも少し低山の「立中山」の「ミヤマキリシマ」は、たくさんの株がほぼ満開となり、思った以上に見ごたえのある山であった。快晴の九重を満喫できた。走行距離は14kmぐらいでやはり遠かった。

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