「山の会たより」122

2025年11月6日(水) 熊本県 蒲生山(388.5m)

○ 今回の山の会は熊本県山鹿市にある不動岩から蒲生山(388.5m)、日岡山往復を計画した。そして秋の晴天に恵まれた暖かい一日となった。
06:30 甘鉄西太刀洗駅に集合して、九州自動車道で熊本方面へ向かった。途中、前回ハプニングのいあったコンビニのある玉名SAで昼食、飲み物などを調達し、その後菊水ICで高速を降りた。
○ しばらくすると和水町から菊池川を渡り、なんとなく都会っぽい雰囲気の山鹿市に入ってきた。
中心部を避けながら、山なみを見ながら不動岩を探す。段々と山に近づくとその姿が遠景ながら見えてきた。ナビに従って進むと、どんどんその姿が大きくなってきた。みかん畑の狭い農道を案内しているが、曲がりくねっている。時たま道にはみ出し、たわわに実っているみかんの枝が車の窓にあたってくる。
 08:10 「不動岩駐車場」に到着した。不動岩はその高さ(80m)、大きさ(根回り100m)と言い圧巻であり、熊本県の名所として記載されているのは納得である。
駐車場からは山鹿市街地から遠く熊本辺り、更には普賢岳をも見えて、すばらしい景観である。駐車場には東屋があり、トイレもきれいで整備されている。 不動岩の根っこには「不動神社拝殿」があり、登山の安全をお願いした。

 

 
○ 08:35「登山口」から登って行った。慣れ始めの体にいきなりの急斜である。かなりきつく感じる。木製階段が続いて、途中で息を整えるほどである。急斜の突き当りに中不動への案内板があり行ってみることに、10分足らずで「中不動岩」の頂に着いた。高所が苦手なので端には寄れない、お尻当りが”ズンズン”してくる。
岩からは下方に「前不動」、後ろに「後不動」と駐車場では見えなかったが、いくつもの岩(不動岩)が起立していた。その後、岩からの下り始めたら前面に人が通ったような道ができて、おそらく次の岩につながっているのではと思ったが、結局、案内板まで戻ることにした。

 

 
○ 案内板から「後不動」に向かって急斜を再び進んで行った。途中に「へげ岩,すぐそこ」と書かれた案内があったが、帰りに寄ることとして、そのまま登って行った。登山道は木々に覆われて景色は見えない。
そのまま登って行くと左「後不動すぐそこ・TV展望所」、右「蒲生池」の道標があったので、TV展望所の意味はわからないが「後不動」の方向に進んだ。

 
○ 09:36 「蒲生山」の標識が突然現れた。”え、ここが山頂!”全く眺望がないところである。またTV展望所とは?、結局わからずじまいだった。
ここから日岡山まで約2時間で往復して登山口に戻る予定であったが、山頂を含め開けておらず眺望の期待がないようなので、結局ここから岩を経由する山道があるようなので、それを使って戻ることにした。

○ 狭い尾根道を進む、大きな岩にぶち当たりながら、迂回したりして進んで行くと、見晴らしの良い岩の上に立つことができる。しかし、切り立った岩のそばには寄りたくない、少し離れて見る景色は前不動岩や中不動岩を眼下にして、山鹿市が広がっている。
ロープを伝って岩を慎重に下りると、今度はロープの張られた急な崖があり、手前には虎ロープが張られているが、どう見ても危険である。 そのまま行くと、また大きな岩にぶち当たり、周回していくと何か変である。先の道がない、途切れて崖っぷちに突き当たってしまった。

 

 
○ 仕方なく戻って往路の山道へ合流する道を探したが、全く見当たらない。ここで山頂まで戻るのも・・・、とにかく獣道でもと思いながら辺りをさまよって、それらしき形跡から急斜面の林の中に入った。積み積った木の葉で足元がズルズルと滑る。手当たりしだいに木の枝をつかんで下りて行った。
少し緩やかな斜面になり前方が開けてきた。どうやら登山道に合流出来そうである。結局30分ぐらいかけて、無事合流、ここからは登山道を下っていった。後で寄って見ようとしていた「へげ岩」の看板、”もう行かなくていい”とそのまま下っていった。

 
○ 11:10登山口に到着した。東屋で昼食を摂って、本日の山の会を無事終えた。

※ 距離的にもほど近い山鹿市に「不動岩」というような名所があったの初めて知った。本当に天気が良く小春日和の山の会であった。
 蒲生山そのものはあまり高くないものの、最初からの急登で意外とタフだった。中不動や後不動からの景色は、高所が苦手な人であっても楽しめると感じた。
 また山以外のさくら湯(元湯)、山鹿灯籠民芸館などスポットを楽しんだ久しぶりの山の会でもあった。

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