• 2022.6.2
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「山の会たより」94

2022年5月19日(木)  佐賀県 青螺山(618m)・黒髪山(516m)

○ 2月山の会で計画した「青螺山・黒髪山」にようやく登ることができた。過去2013年2月に乳待坊から登った山である。今回は有田町の龍門キャンプ場から青螺山、見返り峠、黒髪山の周回コースを選んだ。
06:00 甘鉄西太刀洗駅に集合し、長崎道で武雄北方ICで下り、有田町へ向かう、有田駅前を過ぎ外尾山右折して「竜門キャンプ場」を目指す。
07:37 竜門キャンプ場(山の家)に到着した。登山準備していると車が数台来た。登山者かと思っていたら、地元の老人会の人たちであった。今日は参加者200名ぐらいの歩竜門ダム周回のウォーキング大会が催されることとのことであった。
見上げると「青螺山・黒髪山」と思える連なりが見えている。あまり高くはないが、ガイド本には”あなどれない”山と書いてあるとのことである。

 
07:52 準備の後、「青螺山・黒髪山」縦走登山に出発した。登山道に入るとキャンプ場のバンガローが建っているが、現在は閉まっているようである。
最初からかなりの急斜になっている。落ち葉に覆われた山道を踏みしめながら進むと、ロープが張られた斜面となった。段々と険しさが増してくる。何度も何度もロープを握りながらの登りである。たまにある平坦は嬉しくなる。

 

 
○ 「牧ノ山」との分岐を過ぎ、09:06 第一のポイント「青牧峠」に着いた。ここまで1時間14分思った以上の所要時間である。さらに少し行くと青螺山山頂と迂回して見返り峠へ進む(国体縦走路と書かれている)分岐点があった。
迷わず青螺山山頂を向かった。するといきなり岩場との格闘が始まった。”狭い尾根道注意”の標識、右側には切り立った岩盤壁、結構すごい!
尾根道を進んで行くと開けた所に着いた。ここから見下ろす光景は竜門ダムを抱く山々の緑がすごく奇麗である。急な崖を登りきるとそこに「青螺山」の看板があった。

 

 

○10:00 青螺山」に着いた。山頂は6畳ぐらいで狭い。(以前登った時はここに陣取って昼食をした) たくさんのハエがいるためか、ハエ取りリボンがぶら下げられているのが若干興覚めに思える。

○ 少しの休憩の後、下山となった。いきなりのロープ場を慎重に下りていく。青螺山山頂付近は全体が岩山で突き立っているようである。何カ所かのロープ場を過ぎて急な斜面を下りていく。途中に樹皮が白化している木々に出会う。(調べたけれど分からなかった。)
山道は落ち葉に加えて木の根がはびこり、とんでもなく慎重になる。それでも滑るようである。どんどん下っていく。すると今度は登りとなった。

 

 

 
10:35 青螺御前に着き、そのまま先に進んで行った。まだまだ下りが続く(黒髪山の登り返しが・・・)、しばらく進むと、青螺山のう回路(。佐賀国体の縦走路)との合流点があった。途中いきなり開けた場所(岩の上を下りていく)があった。絶景で前回の記憶がある場所である。前方には夫婦岩が見えている。その後も下りの連続である。(見返り峠までは高度344mを下るそうである)

 

 
11:02 見返り峠に着いた。乳待坊展望台、青螺山、竜門への交差点で、ここが黒髪山の起点となる。休憩の後、黒髪山へ向かった。少し進むと「雌岩」への案内があり、樹木を抜けると目の前に大きなごつごつした岩「雌岩」があった。「雄岩」と遠くに登ってきた青螺山が見えている。切り立った岩の端には近づけない!黒髪山山頂に人が立っているのが見えている。

 

 

○ 山道に戻って山頂を目指す。途中から枯れ沢になり石ゴロゴロで歩きにくい。岩道を抜けるとすぐに山頂への案内標識があり、進んで行くと眼前に大きな一枚岩の壁が!横を登って行くと更に大きな岩が立ちふさがっている。大きな鎖と梯子で壁面を登りあがると、そこに山頂(天童岩)への道標が立っていた。
山頂からは子供たちのはしゃぎ声が聞こえている。我々も山頂に向かうと、子どもたちが降りようとしていたので、道を譲った。子どもたちは諸富南小学校の5年生35名とのことで、先生の誘導で慎重に下りてきた。子どもたちが下りきった後、我々が登って行った。

 
12:11 黒髪山山頂に到着した。天童岩の背後に青螺山が見え、眼下には「有田ダム」が見えている。

 

○ 黒髪山山頂から下りて食事することになり、いったん分岐に戻り、12:17日陰の平らな場所での食事となった。女性陣には今回もゆで卵や里芋、鶏の煮物を持参してもらった。ゆったりとした時間の流れの中の至福の時間である。
12:49 下山を開始し、時計回りの周回コースで下って行った。極端な下りもなく、歩きやすいが落ち葉が気になる。
13:17「後の平」に着いた。ここから右に折れて尾根道から別れた。13:24「鬼の岩屋」である。6畳ほど巨石の下に空間があって、雨宿りにはうってつけである。
そのまま右側の沢を見ながら下って行った。沢を渡る橋が見えて人が歩いている。その先には大きな洞窟?、結局遠目に見るだけになった。
○ 14:00 駐車場に着いて、「青螺山・黒髪山」の周回登山を無事終えた。

 

 
※天気も良くそして久しぶりの登山らしい登山となった。以前、乳待坊から登った青螺山・黒髪山とはまた違ったものとなった。
青螺山は最初からの急斜、至る所にあるロープ場、狭い尾根道など立ち向かう気持ちを奮い立たせるものとなった。
黒髪山は雄岩、雌岩の雄大さ、天狗岩の巨大さ等興味深く、登り甲斐のある登山であった。見晴らしも良好でより楽しめる山であった。

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