• 2017.1.31
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「山の会」たより46

平成29年1月28日 福岡県 難所ヶ滝~三郡山(936m)~宝満山(830m)

○ 07:00甘木福銀駐車場に集合し、英彦山四王寺の滝への道路が一カ所チェーン規制がかかっており、安全第一で「難所ヶ滝(河原谷の大つらら)」に決定した。難所ヶ滝は2年前に行ったものの全くつららが無く、残念な思いをした記憶がある。
○ 07:45 宇美昭和の森に到着した。駐車場は既に20台程度の車が駐車し結構多くの人が登っているようである。07:59いよいよ登山の開始である。久しぶりの昭和の森からなので登山道が懐かしい感じがする。

○ しばらく、なだらかな登りを約30分ぐらい行くと砂防提に着き,休憩・衣服調整である。これから山道らしくなるが,あまり急登はなく順調に進んだ。
更に30分ぐらい登ると08:53難所ヶ滝と宝満山(うさぎ道:帰りに使う予定)の分岐に着いた。ここから河原谷方面に進む。石ゴロゴロのやや急な登りも増えて来たが、全く雪が残っていない。果たしてつららがあるのか心配になってくる。

 
○ すれ違う人につららの状態を聞いてみると1/3程度とのこと、一応見られるかな!。又「小つらら」からはアイゼンが要るとのことだった。しばらく進むと、谷側に積雪が見えはじめてきた。この頃からやや急な登りとなり、更には足下が滑るような感じがしてきた。そして「小つらら」が右手に見えてきたが、奥の方まで凍っており、以前に比べてつららの全容が大きく感じる。やや広くなっている場所があり、アイゼンを装着することにした。後から登ってくる人も同じようにアイゼンを装着している。

 
○ 難所ヶ滝が見えてはじめで難所ヶ滝と仏頂山への分岐標識があった。右に進んで,もう少しで難所ヶ滝到着であるが、道が以前よりも大きくえぐられてかなりの段差となっている。09:34難所ヶ滝到着である。難所ヶ滝では,既に多くの人が登っており賑やかである。つらら自体は壁面を覆っている感じではなく、遠目からは貧弱である。しかし手前側のつららは見応えがある。氷曝の下部で写真を撮った。
その後、三郡山に向かうため、左急斜面を登って進んだ。今まで北側を登ってきたが、いきなり樹林帯から強い日差しを受け、快晴になっていることを実感した。

 

 

○ 縦走路まではかなりの距離があり、なかなか合流できない。進む間もだんだん雪が深くなって木々の間が真っ白に光り輝いている。
約40分要し10:13ようやく縦走路に合流した。縦走路も思ったより雪が積もっており、所々はアイスバーン状態となっており、気を遣う(アイゼンがあった方が・・・・)。そして、頭巾山分岐を通過し、2カ所の急傾斜を下りそして登り、ようやく国交省のレーダーフェンスまで登ってきた。
○ レーダーサイトの取付道路を上がって、従前はフェンス沿いを左周回して山頂へ行っていたが、通行禁止になっている。そのため反対側に回って山頂に進んだ。

 

○ 11:01三郡山山頂に到着した。青空満開である。遠くには雲仙普賢岳がぽっかりと浮かんでいる。山頂の岩部分は太陽の光で雪が解けているが、通路面は光に反射した雪がまぶしく輝いている。真冬の登山でこの快晴は例えようのないぐらいのラッキーである。
10人ぐらいが食事を取っている。我々も早速昼食を摂ることにした。毎回ながら女性陣のたくさんの手料理がならぶ。男性陣ただただ感謝である。後から次々にたくさんの人が登って来ている。
太陽に背を向けて座っていると、風もなく、日差しでだんだん背中が暑くなって衣類を脱がないといけなくなってきた。

 
 11:52縦走路を宝満山に向けて出発した。 登ってくるときはアイゼン無しで、神経を使いながらだったので、帰路はアイゼンを装着して下っていった。雪の上での安定性はすこぶる良く、怖がらなくて足をおろせる。
頭巾山分岐、難所ヶ滝東分岐①、難所ヶ滝仏頂山分岐②と雪道を進んでいった。途中、多くの登山者とすれ違う。たくさん登っているのが実感できる。

 
○ 13:20 ちょうど1時間30分で宝満山に到着した。山頂の祠に参り、写真を撮ってすぐに下山を開始した。再び縦走路をうさぎ道入口まで戻り、うさぎ道を使って昭和の森に向かった。

 
うさぎ道は全体的に緩やかであるが、竈神社と河原谷に向かう分岐点まで非常に長く感じる。途中、樹間から難所ヶ滝が垣間見えている。氷結期以外ではほぼ見つけることはできないだろう。
○ 30分超でようやく竈神社との分岐点、それから右に下って14:31河原谷分岐点に到着した。これからは緩やかな道を昭和の森まで下って行った。下山中に年配夫婦とすれ違ったが、いったいどこまで・・・まさか難所ヶ滝までと思うと心配になってくる。
○ 15:13昭和の森駐車場に到着、7時間14分に及ぶ登山から無事帰還である。駐車していた車はかなり減っていたが、後発の登山者であろう、下の駐車場にはまだ多くの車が駐車していた。その後、荷物を整理して帰路についた。

今回の山の会は快晴の中での難所ヶ滝となったが、2年前は全くなかったつららが貧弱であれ、見られたことを良しとしよう。しかし、今回の路程は宝満山でも最も長かったかもしれない。たっぷりと歩いた感があった。次の機会には英彦山四王寺の滝にも是非行きたい。

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