• 2019.4.7
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「山の会たより」66

平成31年3月23日(土) 井原山(982m)・雷山(955m)

○ 3月山の会は「雷山」を計画した。通常、糸島側からのカエデ紅葉で有名な「千如寺」から登るが、今回は佐賀県側から「井原山・雷山縦走」することにした。
07:00 小郡を出発して、長崎道で佐賀大和から三瀬方面に進んだ。天気予報では雨は降らないとのことであったが、「ぱらぱら」と落ちてきた。
新鮮野菜市場「まっちゃん」前の交差点から左折・右折して、北山ダムの縁を通り「井原山登山口方面」と書かれた小さな看板から林道に入って行った。
○ 車の離合がほとんどできないように狭く、薄暗い、いつか道が途切れるのではと不安がよぎる。道が崩壊している。山側にいっぱいに車を寄せて過ぎたが・・・・、しばらく進むとようやく雷山林道に出会い標識が右折長野峠、左折雷山林道となっていた。交差点からほんの少し長野峠方面へ行くとすぐに井原山登山口となっている。

 

○ 林道の傍に駐車して登山準備をし始めたが、まだ少し雨が降っているので雨具を着て、08:34 登山口から登り始めた。民家の前に「ミツバツツジ」、「ツバキ」が咲いている。直ぐに山道の両側には別荘と思われる家が立ち並んでいる。(現在は使われておらず、壊れかけている。)ゆっくりな斜面で杉木立の中を縫うように進んで行った。

 

○ 09:07 ガイド本にあった鉄塔があり、その左横を過ぎると、本格的な山道となってきた。山道の張り出した熊笹が足に絡み、笹のしずくで足元が濡れる。だんだんと急斜になってきた。そこに「この坂を登ると・・・」と書いた看板がある。”なんなんだ”頂上か?”芽生え前のミツバツツジの木が目立ってきた。ようやく視界が広がって、尾根道の出たようである。しかし、曇っていて景色が良くない。少し見上げるとそこに、山頂が見えてきた。

 

○ 09:45 山頂到着である。山頂は風が強く、長居できない。視界も悪いので、すぐに雷山縦走路に進んで行った。いきなりの下りの急斜面、足元が滑る。慎重に!慎重に!自分に言い聞かせながら進む。しかし、5月初旬には山道の両側はミツバツツジのトンネルになるだろうと想像しながらの縦走である。アップダウンの繰り返しは非常に疲れる。洗谷への案内があるが、上級者むきとなっている。尾根道から見ると岩のを迂回するようにロープが張られ、とんでもない急斜面になっている。

 

 

○ 前方にはいくつものピークが見えているが、どれが雷山なのかはっきりしない。近づくたびにガッカリする。冨士山(ピーク)に到着、道標には井原山90分、雷山30分と書かれており、若干元気が出てきた。やや平坦な道となってきた。ようやく古場分岐にである。あと10分・・・・

 

○ 11:28 雷山到着誰もいないと思っていた山頂には2組のグループが登ってきている。見晴らしは良くない。さらに少しではあるが、みぞれ交じりとなって更に寒くなってきた。早速岩陰に陣を取り昼食である。女性陣のザックから次々に。分葱、煮卵、サラダ等手料理が出てくる。毎回の楽しみである。

 
○ 12:18 下山開始となった。分岐から古場方面に下って行った。比較的緩やかな斜面である。この頃から雨は止み、日差しが出てきた。12:54布巻林道出会いに着き、林道を下ると13:02雷山林道に合流した。雷山林道は比較的整備されているが、舗装道路は歩き難い。たくさんの別荘が見えてきた。人の気配もしている。遠くで犬の鳴き声がしている。途中、古湯への道案内が表示されている。

 

○ 13:19 井原山登山口に無事帰還である。その後九年庵近くの仁比山公園「もみじ温泉」で汗を流すことになった。建物は新しくて立派である。残念ながら風呂は狭く7人程度しか入れない。もみじ温泉を15:30に出発して、小郡への帰路となった。

※ 佐賀県側からの「井原山・雷山縦走」は登山口までの寄りつきにやや難があるが、比較的短時間で山頂に着くことができる。縦走路はアップダウンが多く結構疲れる。しかし、「ミツバツツジ」のシーズンは見事な花のトンネルが見られ、疲れが癒されるコースであろう。晴れていれば福岡市から糸島、そして玄界灘の見晴らしも素晴らしいものであったろう。

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