• 2020.2.25
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「山の会たより」75

令和2年2月19日(水)熊本県天草  太郎丸岳(281m)・次郎丸岳(397m)

○ 雨のため1週間延期して天草「太郎丸岳・次郎丸岳」に行ってきた。2月とは思えないくらいの暖かい快晴となった。
05:50甘鉄駐車場を出発して一路九州道で天草へ、途中託麻で休憩の後、松橋ICから左手に不知火海を見ながら一般道で松島まで進み、しばらくすると左手に「太郎丸岳・次郎丸岳」登山口を示す標識があった。
○ 08:05左折して直ぐに駐車場があり1台駐車していた。 屋根付きの休憩所まで設置されていた。
登山準備して標識に従って舗装道路を歩き始めた。しばらく行くとちょうど太郎丸岳と次郎丸岳が入るアングル地点があったので、写真を撮って本格的な山道へと進んで行った。

 

○ 「長寿の湧水」と書かれ立札があり、ちょろちょろと水が落ちている。そのまま進むと「遠見平」少しだけ広い場所があり次郎丸岳が顔を覗かせている。それから4分ぐらいで太郎丸岳分岐に着いた。右に「太郎丸岳」、左に「次郎丸岳」の案内である。
○ 先ずは「太郎丸岳」に行くため右に進んだ。やや傾斜が急になった時に前方が開けた。有明海が眺望できる。左後方には「次郎丸岳」の全貌が見えている。青空の下、素晴らしい景色である。前方には岩の重なりの太郎丸岳、段々と岩山となってきた。

 

 
○ 最初の岩山に到着・・・・ここではないようだ。さらに進みここだろうと思い、2番目の岩山に!しかし登山道は続いて、前にはさらなる岩山がある。
09:37 3番目の岩山の頂上に「太郎丸岳」の標識があった。割と狭い山頂である。ここからも見晴らしが良い。何回も同じようなアングルで写真を撮った。天草の小島、かすかに見える普賢岳
○ そのまま引き返し、次郎丸岳へ向かった。正面に見る次郎丸岳は山頂の岩が切り立っているのが良くわかる。10:10再び分岐点まで戻ってきた。往復の時間は約1時間を要したことになる。

 

 
○次郎丸岳へ進んで行くと、急斜の連続となり至る所にロープが張られている。見上げると突き出た岩石が重なり合っている。ようやく尾根にたどり着き、山頂に近づいた感じがする。
○ 10:40 突然目の前に、ロープが何本も張られた一枚岩が現れた。下から見上げるととんでもなく大きい。ロープを伝いながら登ると思ったより簡単に登ることができた。そのまま岩の上に行くとまたまた絶景である。
少し遠くから怖々下を覗くと絶壁であることが分かるが、直ぐに高いところに登りたがる人と異なり、「ズンズン」と身体に異変を感じる。

 

 
○ 岩の横から進んで行くと、10:51「次郎丸岳」山頂に到着した。同じ景色を少しずつ高さが違うところから見ているのだが、有明海(遠くにうっすらと白くなった普賢岳)、天草の小島、不知火海(航跡を残す小舟)、ぐるっと見渡す景色に満足!!
山頂の広場で早速昼食、いつものように手製のご馳走が並んでいる。<一週間の延期がこれほどまでの感激を与えてくれているようだ>暖かい春の日差しを受けながら、賑やかである。結局我々以外は誰も登って来なかった。

 

 

○ 11:45昼食を終え下山となった。当初同じコースで戻ろうと考えていたが、小鳥越峠経由での下山を選んだ。はっきりしない目印を頼りにずんずんと下りて行くが、途中にはシダが生い茂り「藪漕ぎ」のようになっている。何度か目印を失い立ち止まりながら進んで行った。なかなか着かない。大丈夫かと思っているところに小鳥越峠0.8kmの標識、”ほっと胸をなでおろす”
しかし、”この道は10人に一人も通らないだろう”と言うと、”いやいや100人に一人”の返事、確かにほとんど使われていないようだ。それから約30分下って行くと道路が見え「小鳥越峠」に着いた。

 

 
○ 少しの休憩の後、舗装道を登山口まで戻ることになった。左側の開けた視界には切り立った「次郎丸岳」が見えており、岩の上に立つ3人の登山者の姿もはっきりと見える。しかしながら長い!なかなか集落にたどり着かない。
しばらくするとようやく家並みが現れてきた。13:38駐車場に着いた。小鳥越峠を経由したコースは山道1時間、舗装道路50分要したことになった。往復同じコースよりも20分ぐらい余計に要したことになるが、無事、今日の登山を終えることができた。

※ 今回は2月にしては暖かく、むしろ暑いぐらいの天気に恵まれ申し分のない山行であった。太郎丸岳・次郎丸岳の山頂はいずれも岩石が折り重なって形成され山で、山の遠景も素晴らしかった。そして山頂から見る有明海、不知火海に点々とする島々は陽に照らされ光景は格別である。 もう少し近場であれば・・・・・。

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