「山の会たより」112
2024年8月26日(月) 福岡県 鷹取山(801m)
○ 8月26日近場の耳納連山の主峰「鷹取山」に登ることになった。メンバーが登りたい山ということで以前から計画していたが、雨のため断念し、今回が3度目の正直であった。
06:00 甘鉄甘木駅に集合、30分余りで平原公園に到着した。平原公園は古墳群が沢山あり、以前は平原神社に隣接して、青少年の研修宿泊施設「県立ふれあいの家北筑後」があったが、現在では跡形もなくなっていた。
○ 06:52 今回は往路「尾根コース」、帰路「えぐ水コース」で周回する予定で登山準備後出発した。平原神社横から最初有るような無いような路を進みながら、尾根コースにたどり着いた。
尾根コースは至る所で林道に合流しており、緩やかである。しばらく進むと「プレバト」でおなじみのストーンアートにあるような、カッパを書いた石「カッパ石」があちこちに置いてある。気分が和らぐ!緩やかなシダの道を進んで行った。
○ 08:37 「えぐ水」コース分岐に着いた。帰りはここから下っていく予定である。設置されている黒板にはいろんな人が”何月何日登った。何回登った”等と書いてあり、我々も”朝倉23山の会”の名を記した。5分ぐらい行くと、なんと!舗装された立派な道(林道?)が走っている。道標には鷹取山左の案内、少し舗装道路を歩いた。
○ 8:49 鷹取山の標識から再び山へ入っていった。山道はジグザグで何度も何度折り返し、やや傾斜が急になった気がする。 そして、山頂に近づくにつれ更に勾配がきつくなってきた。
急に前が開け、また舗装道路に出会った。標識は左上を示しており、直ぐに山頂だろうと思いながら進んだ。
(後日、マップで調べると最初に出会った舗装道路が鷹取山をぐるっと周って山頂直下まで延び、耳納スカイラインにつながっているようだ)。
○ 09:39 「鷹取山」山頂に着いた。山頂に石碑があり、古処山から英彦山までの北方面、久住山から普賢岳までの南方面が開け、良い眺めである。しかし、昼食には夏の日差しが強すぎて長居はできない。写真を撮って直ぐに下り、陽射しがなく、風通りが良い場所を選んで昼食となった。
○ 10:15 昼食を終え下山開始となった。時折木間から日が差し込むと夏の陽射しはやはり暑い。往路をしばらく下っていくと、10:52「えぐ水分岐」に着き、ここから沢沿いのえぐ水コースで下って行った。 雨不足の影響で沢には全く水が流れていない。また、斜面は尾根コースよりきつく感じる。
しかし、”きつさ”を和ませるかのように、このコースにも「カッパ石」のストーンアートが曲がり曲がりに置いてあり、山登りが楽しくなる。
○ 11:26「えぐ水」に着いた。「えぐ水」は本流とは別の水流から竹管で水を引いており、柄杓が備えてあるので飲んでみたが、大変美味しく感じる。「えぐく」はなかった。「えぐ水」の名は、江戸時代、久留米藩主がこの水を気に入り、城へ引水しようとした際、地元農民が「この水はえぐい」という嘘を広め、それを阻止したことに由来するとのことである。
○ 11:41「えぐ水」登山口まで下りて来た。その後は「こもれびコース」と名付けられた緩やかな登山道をしばらく進むと、12:04 平原公園駐車場に着き、鷹取山登山を無事終えた。
※ 一番近くにあるのに、初めての耳納連山鷹取山であった。山頂取り付きからはやや傾斜があるが、比較的容易に登れる山である。しかし、計画時間からすると約1時間ほど余計にかかってしまった。やはり、‥‥のせいではあるが、夏の暑さが原因としておきたい。
「尾根コース」も「えぐ水コース」も木々が登山道を覆っていて、暑さがしのげるのには助かった。また、往復路とも「カッパ」ストーンアートがたくさん置いてあり、見るたびに”ホット”する。「カッパ石」が鷹取山登山に一役買っていることには間違いないとつくづく感じた。
毎月一回でも、登山は自分の体力の変化を感じるいい機会である。
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