• 2021.1.30
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「山の会たより」82

令和3年1月21日(木) 大分県  由布岳(1,583m)

○ 2021年最初の登山は2016年以来の久しぶりの「由布岳」を計画した。10日前の大雪が残っているかもしれないと 期待しての由布岳である。
 06:30 甘鉄甘木駅駐車場に集合して、途中玖珠ICに寄って、07:49 由布岳登山口駐車場に到着した。数台の車が止まっていた。車から出るとさすがに寒さを感じる。しかし、雲一つない青空である。
○ 朝日が山を照らし、輝いて見事である。めったにない光景である。08:06 登山準備を終え、凍りついたなだらかな草原地帯を歩き始めた。背後からの陽がすぐさま体を温める。

 
自然歩道入り口の手前で、奥のほうで何か動いている。ゆっくりと近づくと「鹿」が群れている。 由布岳には何度も来ているが、初めて鹿に出会った。オスの親鹿は見当たらない。雌鹿と子鹿がゆっくりと歩いて奥の木陰に入っていった。
○ 08:20 自然歩道入り口に到着、非常に暑くすでに汗をかき始めている。服装を整えて再び登り始めた。緩やかな山道をゆっくりと進んで行く。昨日が暦で大寒だったにもかかわらず、暑い!、汗を拭うほどである。合野越え前の大きくU字にカーブする地点で再度衣類の調整して進んだ。山あいの木立が季節を感じさせている。

 
○ 08:58 合野越え地点に到着した。飯盛ケ城(イモリガジョウ)への分岐点となっている。少し休憩して登り始める。ここからはスイッチバックの登りである。最初の法の登山道は木立の間を進むが、湯布院の全貌が見えることろからススキが生い茂っている。
やや疲れを感じていた時、休憩して簡易食を摂った。その後登り始めると何か力がみなぎってきたような感じとなる。”しゃりバテ”だった?”
だんだんと折り返し距離が短くなってくると少しづつ山道に石が増えてきた。日陰になる部分にはほんの少し残雪が見られるが問題ない。目安となる大岩石を越えると本格的な登山道になってきた。なかなか「マタエ」直下のまで着かない。毎回この距離が長く感じる。

 
○ 10:34 「マタエ」に着いた。ホッとする瞬間である。そのまま東峰に進んでいった。単独行の人が西峰(由布岳)に向かっている。
東峰への山道は来るたびに登り難くなっているような気がする。アイゼンは必要なさそうだが雪があり、滑りそうである。下りは気を付けないとと思いつつ登って行った。

 

○ 10:51 東峰到着、風もなく青空で全く寒さを感じない。南遠方には九重の山並みが見え、久住山だけが雪をかぶり白くなっている。また、東眼下には鶴見岳、別府湾、国東半島が見え絶好の登山日和に感謝である。
早速ラーメンとおにぎりの昼食となった。女性陣がいないので、手作りのおかずはないが減った腹には美味である。西鋒(由布岳)に向かった人も同じくらいに着いて、昼食をとっているのが遠くに見えている。しばらく休憩しているとおはち巡りをしている人がいる。しかし、道がわからないのか進んだり、戻ったりしている。(メンバー曰く、”迷ったら引き返すべき”と)

 

 
○ 11:35 東峰に別れを告げ、下山となった。未だ氷が解けておらずかなり慎重に、ゆっくりと滑らないように地面に尻をつけながら、気を付けながら慎重に下って行った。
11:55 マタエにたどり着いた。何とはなしに緊張がほぐれた感じがする。強く吹き抜ける風は冷たい。そのまま下って行った。約1時間で合野越えに到着した。緩やかな下りを進んで行く。枯れ葉が山道を埋めて、きゅきゅと音がする。地面の具合がわからないのでできるだけ踏まないようにした。

 
○ 13:29 自然歩道入り口まで下りてきた。あと少しで駐車場である。13:45 駐車場に到着して、由布岳登山を終えた

 

※ 2021年最初の登山は由布岳であったが、雪を期待したがほぼ無しであった。しかし何よりも天気に恵まれた。山頂からの眺めは少し霞んでいるものの素晴らしかった。背中に受けた日差しは暖かく、冬の登山とは思えない。今年もコロナウイルスで先行きが見通せないので主に近場の登山となるだろう。

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