• 2020.12.24
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「山の会たより」81

令和2年12月16日(水) 福岡県  宝満山(829m)

○ 今年はコロナの影響もあり、なかなかメンバーが揃うことができない1年であったが、今年も忘年登山は宝満山を計画した。
寒波襲来の中08:20竈神社駐車場に着いた。2台ほど登山と思われる車がある。準備の後、竈神社でお参りして、08:40正面道から登り始めた。林道には数台駐車していいる。


9:18内山林道の終点から一宮鳥居を過ぎると本格的な山道となってきた。後続の人たちに道を譲りながら登っていく。最近は譲ることはあっても、抜くことはほとんどなくなってしまい、年月を感じてしまう。
09:35 3合目の水場に到着した。標識には「北谷道」の矢印があるが、かなり昔にこの道に進んだが、結局わからずじまいで引き返した思い出がある。5合目から見る福岡市内はどんより曇っている所と晴れているところがはっきりと区分けされている。

 

 
○ 10:09 百段ガンギの下部に着いた。見上げると結構な傾斜であるが、一歩一歩と登っていく。ちょうど百段で休憩広場に着いた。ここからは中宮までの急斜が難儀であるが、それからは登りやすい。この辺りから小雪がちらついてきた。
中宮につく前に松尾芭蕉の句の石碑がある。何回も登っているが気づかなかった!!10:27中宮、そのまま進むと山頂(男道)へとキャンプ場(女道)への分岐となった。いつものように登りは男道から山頂に向かった。

 

○ 袖すり岩を抜けて、10:46山頂に到着した。山頂は一面の雪景色となり、風が強く、吹雪となっている。急いでキャンプセンターに向かうが、岩からの下りを避けて北側から降りて行った。
キャンプセンターに着くと真っ白で、今季初めて見る銀世界であった。小屋は先客がいたが中に入り昼食となった。こんな天候下では小屋の中の食事は非常にありがたい!
するとまだ子供の「めじろ」が小屋に迷い込んでいる。窓を開けて出そうとしているがなかなか出ろうとせず、かえって奥に行ってしまった。このままいたら餓死しそうであるが!!!

 
○ ゆっくりと食事を終え、11:51下山を開始した。下りは女道を進む。再び正面道と合流し、途中の中宮に着くと、正面道か行者道か!!結果は少し遠くなるが階段は下りたくないとのことで、行者道を選択し、左側へ進んでいった。
行者道は相変わらず急斜の連続で神経を使う。しばらく進むと道しるべがあり行者道は左方向を指しているが、右への山道がある。おそらく途中で正面道と合流すると考え、右に下って行った。(後で調べたら「天狗道」であった。)

 
○ 初めてのコースで斜面はきついが土を踏んでいくので気持ちがいい。途中にはとんでもなく大きな一枚岩があり、また同じように一枚岩の裂け目から水が滴り落ちている様は「難所が滝」のように冬場は凍り付くのだろう。大きく右側に回ると、正面道に合流した。ちょうど2合目一の宮鳥居の上である。

 
○ 再び正面道を下山となった。13:32竈神社駐車場に到着して、忘年登山が無事終了である。

※ 今年はコロナ禍のため3回断念したものの、9月以降は実施することができた。そして忘年登山で宝満山を登るのは2年連続となった。
 宝満山はやはりきつい、休ましてくれない登りが続いている。寒波の中ではあったが、雪が降ってくれて感謝である。また、初めての天狗道は予想以上に面白かった。
 2021年もコロナウィルスは収まり切れないと思うが、少人数であっても定例会を開催していきたい。

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