• 2021.4.29
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「山の会たより」85

令和3年4月15日(木) 佐賀県 作礼山(887.1m)

○ 今回は佐賀県「作礼山」を計画した。九州百名山でもなんとなく地味な感じの山というイメージが強い。

 07:30 甘鉄西太刀洗駅に集合した。そして長崎道の多久ICで降り、コンビニに寄って08:40 栗の木登山口に到着した。先着の夫婦が登山準備をしている。我々もすぐに準備を始めた。背後には作礼山らしき山が見えている。

 

 09:00 準備を終え登山の開始となった。すぐに鳥居(作禮山大権現?)があって、本格的な登山道になった。山道の両側は手入れの行き届いた杉やヒノキの林である。特徴のないやや急な登りが続いている。

 
○ 09:42 鈴虫峠との分岐点に着いた。ここからは一本道である。少し進むと、鉄はしごがかけてある「西展望岩」があった。木々に遮られて風景はあまり良くない。さらに進むとやや平坦になって天山方面の視界が開けてきた。途中で案内テープが左方向にもあり、”とにかく行ってみよう”ということで登って行ったが、おそらく直接「作礼山(西峰)」に行くような感じである。結構急な斜面を進むと「遠見岩」への案内表示、行ってみると天山方向が見えていた。

 

 
○ 再び山道に戻って、急斜面を登っていくと「白木木場を経て千束へ」の表示があった。※後で分かったが、千束方面は見返りの滝近くの地名であった。)10:23 「作礼山」山頂に到着した。唐津方面が見えている。

 
少し昼には早いので、東峰にこのまま進むことにした。分岐がいくつもあり右か左か迷いながら下っていくと、小屋があるので、覗いてみると水場となっていた。飲んでみると”普通の水”であり、あまり驚嘆するほどではなかった。さらに進んだら池(ジュンサイ池)があり、なかなかの雰囲気であった。よく見ると確かにジュンサイが池には繁茂している。また、魚が沢山泳いでいるのが不思議だった。

 
○ 池を過ぎてキャンプ場への道に出会って少し下ったところに、道標があり東峰への案内があったので東峰に向かうことにした。
登り始めてすぐに東展望岩の表示があり、迷わず「東展望岩」へ!今日一番の眺望である。ぐるっと見渡すと有明海からから糸島方面まで見えていた。
○ 登山道に戻って再び登り始めると今年初めて見る「ミツバツツジ」が咲いている。

 

 

○11:13ようやく「東峰(権現様)」に到着した。2つの祠が祀ってあり立派である。お参りをして、早速快晴の中での昼食となった。1本だけの桜が咲いてうれしい気持ちになってくる。春の日差しを浴びて、ゆったりとした時間の流れの中、そのまま寝てしまいそうな心地良い気持ちで過ごした。

 

 
12:04 下山開始、すぐさま極端に幅の狭い階段を下りていくことになった。足元が不安になるので足を横向けに踏み下ろしていく。直ぐに「モアイ岩」への案内が・・・、”いってみよう”ということでしばらく下って行ったが、それらしき岩は見えない。10分ぐらい下りてもない。仕方なく引き返すことになった。この間約20分が無駄となってしまった。
○ 12:29本来の西峰分岐の案内があった。本来ならここから西峰に登っていくようであるが、我々は途中で左折したので結局使わなかった。
それからは登った道を引き返して行った。道標に「遠見岩」の矢印があり、併せて左矢印で「モアイ岩」と記してあり、遠くにポツンと大きな岩が見える。あれが「モアイ岩」のようだ。かなりの大きさがあると思われる。しかしあそこまで行くには中腹まで下らなければならないようで、途中であきらめて良かった(20分で済んで良かった)。西展望台岩を過ぎて、栗木登山口と鈴虫峠分岐から鈴虫峠方面に進んだ。

 
下っていくと背の低い鳥居が見えてきた。なぜ背が低いのかということで、”屈んで(低頭して)くぐるようになっている。”との意見・・・
○ 13:05鈴虫峠に着き、栗の木登山口方向へ向かった。13:23 無事登山口の到着して作礼山登山を終えた。その後、帰宅準備をして”せっかくここまで来たので「見返りの滝」まで行こう”となり。予定の温泉を後回しにして相知町方面に向かった。

 

○ 14:00に見返りの滝駐車場に着いた。(実際はもっと上の滝そばに駐車場があることをすっかり忘れてしまっていた。結局500m下から歩くことになった。)
山側の結構起伏のある遊歩道を川に沿って登っていく。たくさんのアジサイがあり有名である。満開の6月は観光客も非常に多くなる。14:20「見返りの滝」直下についた。かなりの高低差で流れ落ちている。日本100名瀑に登録されている。
○ しばらく涼しさの風を受け疲れを癒した。そのまま車道を下って、駐車場に着いた。そして、厳木温泉「佐用姫の湯」で汗を流し、16:00に岐路に着いた。

 

※ 「作礼山」は9合目まで車で行くことができるので、登山としてはあまり有名でないと思ったが、始めから登りが続きなかなか大変であった。しかし、山頂付近にある池は疲れをいやしてくれる。
 東峰の権現様の立派な祠であり、その横にあった1本桜は見事であった。(既に散っているはずの桜がなぜ桜だけが咲いているのかが不思議であった。)
 雲一つない晴天のなかの登山でたのしい一日を過ごすことができた。今後も九州百名山をひとつずつ登って行きたいと思う。

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